皆さんの中に筋トレを一生懸命して筋肉をつけたのに、将来筋トレをやめたら、筋肉が脂肪に変わって太ってしまうと聞いたことがある方もいるようですが、本当に筋肉が脂肪になってしまうのでしょうか。
そんな先輩の話に心配したAさんは、心配でそうならないようにすることはできるものなのか、今回は、そんな心配さんのために考えてみましょう!
それでは、ズバリ!結論から申し上げますと、筋肉がすぐに脂肪になることはありません。
筋肉は筋肉!脂肪は脂肪!
私は、以前ジョギングをしていましたが、多忙のあまりやめてしまった経験がありますが、筋肉が贅肉に変わって痩せられない肉になることはありませんでした。
ところで、筋肉はタンパク質から構成されていて、身体を動かす機能があり、脂肪は脂肪細胞の中に存在して、身体全体を動かすエネルギー源となる関係上、使用しないエネルギーや今後使用するエネルギーを蓄積しておく場と考えればいいところです。
なぜ筋トレを止めると筋肉が脂肪に変わってしまう?
それは筋トレをやめて筋肉が衰えてくると、筋細胞の間に脂肪が入る隙間ができて、そこにできた脂肪が入り込む筋細胞脂肪となる、いわゆる皆さんが好きな霜降り肉ができる仕組みなんです。
筋トレやめたあとに細胞がどこへ行ったらいいの?と考えれば分かりやすいですよね。
人の身体に存在する脂肪は、中性脂肪、コレステロール、リン脂質、脂肪酸の4種類で、あの白い脂身が中性脂肪で皮膚についたものを皮下脂肪、内蔵についたものを内蔵脂肪と言い
ます。
この中性脂肪は、脂肪酸とグリセリンが結合して作られて運動でエネルギーが足りないと、蓄積していた脂肪を分解し燃焼してエネルギー源として使用されます。
リン脂質やコレステロールは、身体全体の細胞膜やホルモンの材料として大切な成分になっていて、悪者扱いばかりされるイメージもあるけれどなくてはならないものです。
これで理解していただけたように、筋トレをやめると、1日に消費されたいたカロリーが、筋トレをやっていた頃の分だけ減ってしまうわけで、毎日の食事も考えてその分減らし
ていかないと結果的に燃焼出来なかったエネルギーが脂肪と言う形で、体内に蓄積して太ってしまいます。
目標を失ってしまった筋肉細胞のことを考えてみると、可能ならば筋トレから離れることも、一度考えても良いかもしれませんね♪