一般的な自家用乗用車の車検は、新車の初回が3年、その後は2年ごとです。自家用の軽乗用車も、基本的に初回3年、その後2年ごとになります。
中古車は購入してから一律2年ではなく、現在の車検証に記録された有効期間満了日で判断します。13年・18年を経過しても、年数だけを理由に一般的な自家用乗用車の車検が毎年になることはありません。

自家用乗用車は初回3年・以後2年

国土交通省の有効期間一覧によると、一般的な自家用乗用車と自家用軽乗用車の基本周期は次のとおりです。

車種新車の初回2回目以降
自家用乗用車3年2年ごと
自家用軽乗用車3年2年ごと

新車は、最初に交付される車検証の有効期間が3年です。契約日や納車日から自己計算せず、「有効期間の満了する日」を確認しましょう。

軽乗用車も初回3年・以後2年

自家用軽乗用車も普通乗用車と同じ基本周期です。「軽自動車は毎年車検」ではありません。ただし、軽貨物車は初回期間が異なるため、車検証の用途を確認してください。

中古車と古い車の次回車検

中古車は、購入日ではなく車検証の満了日を見ます。

ケース次の車検時期
車検が残る中古車購入日ではなく、現在の車検証の満了日まで
車検を通して納車される中古車新しく交付される車検証の満了日まで
13年・18年経過車年数だけでは周期は変わらず、自家用乗用車なら原則2年ごと

車検付き中古車は残り期間を引き継ぐ

購入時点で車検があと8か月なら、次の車検まで残り8か月です。「車検付き」だけでなく、具体的な満了日を確認しましょう。

車検切れの中古車は、販売店が車検を通して納車するのか、購入者が手配するのかで条件が変わります。「車検2年付き」でも表示価格に法定費用、整備費用、部品代などがすべて含まれるとは限りません。

古い車も年数だけで毎年車検にはならない

一般的な自家用乗用車は、13年・18年を経過しても原則2年ごとです。車種や燃料等の条件により自動車重量税などの税率が変わる場合がありますが、税負担の区分と車検周期は別です。

車検満了日はどこで確認する?

従来の紙の車検証では「有効期間の満了する日」を確認します。電子車検証は券面に満了日が記載されていないため、交付時の自動車検査証記録事項、車検証閲覧アプリ、検査標章などで確認します。

正確な日付がわからなければ、ディーラーや整備工場へ確認しましょう。

満了月ではなく日付まで見る

「10月が車検」と覚えていても、満了日は10月末とは限りません。10月5日が満了日なら、10月31日まで乗れるわけではありません。

満了日を確認したら、2か月前になるのを待たず、候補店舗へ予約開始時期、見積もり方法、預け時間、代車の有無を聞いておくと安心です!

車検はいつ受ける?2か月前からなら残存期間を失わない

2025年4月1日以降は、満了日の2か月前から満了日までに継続検査を受ければ、残っている有効期間を失わず、従来の満了日を基準に更新できます。国土交通省が制度変更を案内しています。

2か月より前でも受検自体はできますが、原則として受検日を基準に新しい有効期間が設定され、残りの期間が短くなる可能性があります。

満了日が10月20日の例

8月20日から10月20日までに受ければ、従来の10月20日を基準に更新できます。2か月より前に受けたい事情がある場合は、新しい満了日がいつになるか依頼先へ確認してから申し込みましょう。

用途・車種によって周期は異なる

以下は代表例です。分類には細かな条件があるため、最終的には車検証の用途、自家用・事業用の別、車種と国土交通省の一覧を確認してください。

用途・車種の例新車の初回2回目以降補足
レンタカーの乗用車2年1年ごと一般の自家用乗用車と異なる
タクシーなど事業用乗用車1年1年ごと事業用として確認する
車両総重量8トン未満の自家用貨物車2年1年ごと車検証の車種を確認する
車両総重量8トン以上の自家用貨物車1年1年ごと重量区分に注意する
自家用軽貨物車2年2年ごと軽乗用車は初回3年
排気量250cc超の二輪車3年2年ごと新車の場合
排気量250cc以下の二輪車対象外対象外車検制度の対象外

家族用の車でも、車検証上の用途が貨物の場合があります。見た目だけで判断しないでください。

車検と12か月点検は別のもの

車検と定期点検は目的が異なります。軽自動車検査協会も、車検は検査時点で基準に適合しているか確認するもので、その後の安全性を保証するものではないと案内しています。

項目車検定期点検
主な目的検査時点で保安基準に適合しているか確認する故障や不具合につながる箇所を定期的に点検・整備する
自家用乗用車の主な時期初回3年、以後2年ごと1年ごと、2年ごと
次回までの安全保証保証するものではない点検後も日常点検や適切な整備が必要

国土交通省では、自家用乗用車・軽自動車の定期点検として、1年ごと29項目、2年ごと60項目を案内しています。

自家用乗用車の日常点検・定期点検は、使用者が行うべき点検として法令で定められています。1年ごとの定期点検と、車検時期と重なる2年ごとの定期点検は車検そのものとは別です。判断が難しい場合は整備工場などへ依頼しましょう。

車検が切れたら公道を走れない

車検切れの車を公道で使用することはできません。私有地などで保管するだけなら直ちに継続検査を受ける必要はありませんが、再び公道で使う前には有効な車検と自賠責保険が必要です。公道上へ放置しないでください。

再び乗るなら移動方法を相談する

ディーラー、整備工場、車検専門店などへ連絡し、積載車での引取りなど公道を走らせずに移動する方法を確認します。

臨時運行許可、いわゆる仮ナンバーを利用できるケースもありますが、目的、経路、必要書類、自賠責保険などの条件があります。自己判断せず自治体や運輸支局へ確認しましょう。

車検についてよくある疑問

車検は毎年必要ですか?

一般的な自家用乗用車と軽乗用車は、新車の初回3年、その後2年ごとです。貨物車、レンタカー、事業用車などは異なります。

中古車を買ったら次は2年後ですか?

必ずしも2年後ではありません。車検が残る中古車は、現在の車検証の満了日までです。

10年以上乗ると毎年車検ですか?

一般的な自家用乗用車では、古くなっただけで毎年にはなりません。13年・18年経過で税負担が変わる場合はありますが、周期は原則2年です。

自分の車がどれに当たるかわからない場合は、車検証の用途、自家用・事業用の別、車種、満了日を確認しましょう。

まとめ|周期だけでなく満了日まで確認しよう

一般的な自家用乗用車と軽乗用車は、新車の初回が3年、その後は2年ごとです。中古車は購入日ではなく、車検証に記録された有効期間満了日で判断します。

2025年4月1日以降は、満了日の2か月前から満了日までに受ければ、残存期間を失わずに更新できます。車検は次回までの安全を保証する制度ではないため、車検のない年も定期点検や日常点検を行いましょう。

この記事は、国土交通省・軽自動車検査協会等の公開情報を基に整理したものです。用途や車種によって有効期間が異なるため、車検証と最新の公式案内をご確認ください。

参考情報

情報は2026年9月28日に確認しました。制度が変わる場合があるため、車検時には最新の公式情報をご確認ください。