喘息発作が起きたときの対処法【薬がないときの一時的対処もご紹介】

喘息持ちで現在治療中の方、小児喘息のお子さんをお持ちの方、喘息の発作が起こると不安になりますよね…

喘息発作が起きたら薬で対処すれば良いのか、救急車を呼んで対処するのが良いのか判断が難しいと思います。

そこで今回は喘息発作のレベルと対処法、薬がない時の一時的な喘息発作の対処法をご紹介します。私も喘息持ちなので実際に行っている対処法もいくつかご紹介していきます。

喘息発作の症状とは

まず、喘息発作の症状を知らないと誤った対処をしてしまう可能性があるので、ご紹介していきます。

喘息の発作は気道の慢性的な炎症によって、炎症部分が過敏になり激しい咳や喘鳴（ぜんめい）が起こります。

急に喘息発作が起こってしまった時、薬が手元にない場合もあると思います。そんな時はぬいぐるみなどをお腹に抱え覆いかぶさるようにし前屈みになり呼吸が楽な姿勢になりましょう（この姿勢は個人差がありますので、もし呼吸が楽にならない場合は止めてくださいね）

落ち着いて呼吸を整えたら直ちに救急車を呼びましょう（周りに人がいる場合は周りの人に呼んでもらいましょう）

喘息発作が起き、発作用の薬で対処し改善されてもしばらくは安静に、親御さんはお子さんの様子をしっかり診てあげてくださいね。鼻から息を吸い口からゆっくりと出す呼吸を一緒にしてあげ、背中をさすったりしてあげると呼吸が楽になるはずです。

発作程度	喘鳴	小発作	中発作	大発作	重症
症状	・歩くと苦しい・動くと苦しい	動くと苦しいが横にはなれる	苦しくて横になれない	苦しくて動けない	呼吸困難

対処法	1. 発作用薬を吸入 2. 改善するなら様子をみる 3. 悪化するなら病院へ	1. 発作用薬を吸入 2. 改善するなら様子をみる 3. 悪化するなら病院へ	1. 発作用薬を吸入 2. 30分後も改善が見られない場合再吸入 3. 悪化するなら救急外来へ	1. 発作用薬を吸入しながら周囲の人に助けを借り救急外来へ	直ちに救急車を呼ぶ