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声優の年収はどのくらい?一般企業とはちょっと違う給料の仕組みをご紹介

声優の年収は声だけで高級車が買える職業?

某男性人気声優が2000万円のポルシェを買った、とある番組でそんな報告をされていたのをご存知でしょうか?ちなみにこれで高級車は二台目とのこと。

これを聞いて「え?声優ってこんなに稼げるの?」と思ったことでしょう。

でも一方では人気職業の声優であるにも関わらず「声優稼げない、儲からない」そんな話もあるのも事実。そこで今回は声優の年収や収入の実態について、元声優の筆者の実体験を交えてお伝えしていきます。

声優の年収平均値は意外と現実的!?

まず最初にお伝えしなければならないのが、声優にランクがあるということです。ですので、どんなに才能があってもいきなり一気に稼げることはほとんどありません。

そのランクは日本俳優連合が定めており、それによってアニメや吹き替え、ナレーションなどの一本のギャラがざっくりと定められています。

たとえばアニメ30分なら、大御所が45.000円以上に対して、新人のランクでは15.000円が相場。

新人のうちは少ないものの、しっかりと上のランクに進んでいければ、ギャラはしっかりと上がっていくのです。

ですので、安定してお仕事を取れる人であれば、平均年収350万円程になり一般的なサラリーマンの年収ほどになると言われています。

そんなもんか、と思われたかもしれませんが、実はこの平均値は随分と偏りがあるのです。

声優の年収は一年で家を建てられる人気声優、アラフォーでバイトをする無名声優などまちまち

声優はあくまでも芸事ですので、演劇や舞台の世界と同じで役を勝ち取ることで初めて仕事にありつけます。

ですので、安定してお仕事がある状況は稀です。

現実では実力があっても、自身に似合う役がなくオーディションに受からないときもあれば、急に仕事依頼がなくなることもあります。

当然仕事を得られなければ、その分の収入はなし。

必死に頑張っても、運に見放されれば月収0円、なんていうのはよくある話なのです。

そうでなくても新人の場合は大変です。事務所が経験を積むだけと割り切った斡旋もあったりと、安定したギャラがもらえないこともしばしば。ですので、超人気声優だとしても若手の場合は250万円いけば良いほうです。

そこから、訳作りの資料の購入、自前で衣装を用意、レッスン料など、意外と必要経費がかさみます。それを踏まえると筆者の体感では、有名事務所の後押しがない新人の年収はさらに下がり、50万円以下、そうといっても過言ではないでしょう。

冒頭にあげさせていただいた某人気男性声優さんも、無名の頃は親のスネをかじらなければやっていけなかったとのこと。やはりどんな業界でも、若手は苦労をする下積みを経験しなければならない、それは声優の業界でも変わらないのです。また、こうした大変なのは新人の時期だけかといえばそうでもありません。

どんなに頑張っても芸事である限り、人気がつきまとう商売。名前が売れなければ、なかなか表舞台で活躍できません。無名のうちは自己投資のためのレッスンと、名前を憶えてもらうためのお付き合いしながら、間を縫ってバイトに明け暮れる生活が待っています。

そういう意味では無名や新人のうちは声優としての年収はほとんどないと言えてしまうのが現状です。

大御所声優は数時間でサラリーマンの月収を稼ぐ!

では車を買えるような声優はどうなのか、そう疑問をもつ方もいらっしゃるでしょう。

先述したようにランクはあくまでも基準であり、当然芸歴と演技力を名目にランク以上のギャラも交渉できます。そうでなくても、この人がいい!とオーディションもなく直接指名をされることもあり、ギャラも破格。

ですので、ベテランの中では数時間拘束のナレーションで20万円を稼いだり、映画一本吹き替えで40万円以上なんてものも。特に吹き替えは演技の安定したベテランが呼ばれることが多く、シリーズものの依頼であれば、次のお仕事も約束されています。

こうして仕事が仕事を呼ぶことに繋がるのです。

そうしたことを積み重ねていくのでベテランや売れっ子は平均年収800万円ほどになると言われています。その中でもトップクラスになれば、年収1000万円以上。例えば、某紅白歌合戦にも出た歌姫は推定年収1500万円。

日本人なら必ずその人の声を聞いたことがあると言われる某七色の声をもつ男性声優は推定年収2000万円。さらに自身で事務所や会社を経営するような声優は推定年収は4000〜7000万円。

声だけでこれだけ稼げるなんて、まさに夢のある職業ですね♪

まとめ:声優は夢を稼ぐ職業

声優の年収は天と地ほどの差があることは事実ですが、夢のある収入を得る可能性を秘めた職業であることも嘘ではありません。ただ筆者があったことのあるトップクラスの人は、年収や収入がモチベーショになっている方はほとんどいませんでした。

誰よりもアニメが好き、演技が好き、表現が好き、人に感動してもらうことが好き。そうした情熱が年収に反映されている、そう感じられました。

生半可な憧れだけで飛び込むのには厳しい世界ではありますが、 あなたも誰にも負けない情熱があるのであれば、挑戦してもいい職業かもしれませんね。