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【犬の逆くしゃみの原因と治し方】子犬がフガフガ苦しそうにしているときの対処法

皆さんのおうちで飼っているワンちゃん、特に子犬が突然フガフガと豚の鳴き声のような音を出したり、首を前後に降って呼吸が苦しそうなしぐさを見せたり、といったことはありませんか?

これは「逆くしゃみ」といって、子犬にはよく見られる症状です。これは何かの病気のサインでしょうか?こんなときは飼い主として、どう対処してあげたらいいのでしょうか?

この記事では「逆くしゃみ」の原因と、それが出たときの対処法などを解説していきます。

逆くしゃみとは

初めて子犬のフガフガという、‘‘逆くしゃみ‘‘の症状に遭遇した時、多くの飼い主さんは「この音は何!?」とびっくりすることと思います。

子犬の健康上に問題でもあるのだろうか?と心配になる飼い主さんも多いと思います。

これは発作性呼吸と呼ばれる症状です。エサをもらって食べているとき、水を飲んでいるとき、楽しく遊んでいるときなど、時とシーンを選ぶことなく突然やってきます。

鼻の穴からフガフガと連続で呼吸を吸い込みながら、子犬はとても苦しそうなしぐさを見せます。

子犬が鼻をフガフガしているときの対処法は?

子犬の鼻がフガフガしているようなとき、飼い主としてどんな対処をしてあげたらいいのでしょうか?

子犬の‘‘逆くしゃみ‘‘とは鼻から連続して激しく息を吸っている状態なので、とても苦しそうに見えますが、しばらく様子を見ていれば治まることが多いです。

しばらく待っても症状が治まらないときや、症状が激しくてかわいそうなときには、以下の3つの方法を試してください。

  • 子犬の胸やのどをさする。
  • 鼻の穴を軽くふさいであげる。
  • 鼻にやさしく息を吹きかける。

どの方法が効き目があるかは、その子犬によっても違いますのでいろいろ試してみて、一番いい方法を探してあげてください。

ちなみに私は、ティーカッププードルを飼っていて、よく逆くしゃみが出ていますが、「軽く鼻の穴を塞いであげる」を実践しています。フガフガしている最中は本当に可哀想ですが、落ち着いたらゆっくり背中や喉をさすってあげています。

完治する症状ではないと思うので、うまく付き合ってあげるのが良いですね。

また、この逆くしゃみが命にかかわることはありませんが、逆くしゃみが長時間に及ぶ場合や、ほかの気になる症状が見られるときには獣医師に相談してください。

子犬の鼻がフガフガする原因

逆くしゃみ以外にも、子犬の鼻がフガフガする原因はいくつかありますので、ここで紹介していきます。

鼻づまり

子犬の鼻がフガフガしているときには、鼻水やくしゃみ、鼻血などはありますか?子犬の鼻がフガフガしているときには、このようなことが原因で鼻が詰まっていることがあります。

鼻(マズル)が短い犬種

ブルドックや、シーズー、パグなど鼻(マズル)の短い犬種では、もともとの喉の構造が原因でフガフガいいやすいという特徴があります。

喉の奥の咽頭が大きく軌道が狭くなり、呼吸するときにフガフガという音が出やすいのです。

肥満気味の犬

飼っている子犬が肥満気味の場合にも、のどや鼻がフガフガという原因になります。首の周りに脂肪が付きすぎると気道が狭くなってしまいます。

その狭い気道の中を空気が通る時に、気道全体が震えて音が出ることがあります。この音が、フガフガという音に感じることがあります。

逆くしゃみと気道虚脱の見分け方

子犬が鼻をフガフガさせているときには、「気道虚脱(犬の呼吸障害)」という病気の場合も考えられます。

通常は心配のない「逆くしゃみ」と「気道虚脱」の見分ける方法は、下記のとおりです。

  • 逆くしゃみの場合は数分程度で収まる。
  • 気道虚脱の時は、異常な咳や音が10分以上続く。
  • 逆くしゃみとともに、嘔吐の症状がある時は気道虚脱が疑われる。

まとめ

今回は子犬の鼻がフガフガしているときの原因や、逆くしゃみの対処法を解説しました。

あなたのおうちの子犬にこういった症状がある時は、まずは落ち着いて原因を考えてください。中には重大な病気が隠れている場合もあるので、不安なときは獣医師に相談しましょう。

 

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