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【犬のフガフガ呼吸】逆くしゃみって何?その原因と対策を解説

愛犬の呼吸がフガフガしていたり、くしゃみをしていると心配になるかと思います。寝ているときにフガフガいっていたり、起きている時もフガフガしたりする犬もいます。また、逆くしゃみってどういうことだろうと思う方もおられるでしょう。今回は、この「逆くしゃみ」について解説していきます。

犬の呼吸がフガフガしている原因は?

犬の種類にもよりますが、フガフガと豚のような鳴き声を出すことがあります。どの犬もそのような音を出すというわけでなく、マズル(口元から鼻)が短い犬種によく見られます。例えば、チワワやフレンチブルドッグ、パグなどです。これらの犬種は、マズルの長い犬種に比べるとフガフガ言いやすい傾向にあります。

逆に、マズルの長い犬はあまりフガフガ言いません。マズルの短い犬種は、鼻で呼吸していることが多いので、どうしてもフガフガ言いやすいですし、また、パグなどは顔の構造的に、寝ている時によくフガフガいうようです。

呼吸しづらいという点もあるようですが、これは人間が犬を改良した際に、マズルが短くなってしまい、フガフガ言うようになっています。ほとんどの犬は人間が改良して犬種が固定されていますが、鼻ぺちゃの犬ほどフガフガ言うようですが、病気というようなものではないです。

犬の逆くしゃみとはどのようなもの?

犬の逆くしゃみとはどんなものなのでしょうか。犬の逆くしゃみは、呼吸の乱れからくるものです。口からたくさんの空気を吸い込み、少しずつ吐き出すと言う動作を繰り返すことで、逆くしゃみが起こります。この時、フガフガ言ったり、フゴーッというような音が出ます。病気なのかと心配になる飼い主さんもおられると思います。

では、これは動物病院に行くべきなのでしょうか。病院で診てもらうと、だいたい問診から始まります。そして、獣医さんが聴診器を当てて呼吸に問題がないかどうか調べます。10分以上も続けば他の病気などが疑われますが、短時間であれば心配はないようです。気になるようであれば、スマートフォンなどで動画を撮影しておいて、どんな時に逆くしゃみが出るのかや、どれくらいの長さで出ているのかチェックしておくようにしましょう。

犬の逆くしゃみは病気ではない?対策はあるのか

厳密に言うと、犬の逆くしゃみは病気ではありません。チワワ、プードルなどの小型犬や、パグやフレンチブルドッグなどのマズルの短い犬に多く見られますが、それ自体は病気ではないので、治療というものは特に無いようです。

また、フガフガ言っているからといって、生命に関わることでも無いので、治療のしようもありません。では、対策はあるのかといえば、リラックスさせてあげることが大切です。愛犬が逆くしゃみをしだしたら、そばに寄り添ってあげたり、撫でてあげると落ち着くことがあります。一度逆くしゃみが出てしまうと、症状がなくなることはないようですが、うまく付き合っていくことができます。

いずれにせよ、病気ではないので、獣医さんから心配ないと言われたら、経過観察で良いでしょう。

ただし、似たような音を出す病気もあるので注意が必要です。気管が潰れることでなってしまう気管虚脱という病気もあります。これは、レントゲンを撮ることでわかりますので、獣医さんがレントゲンの結果を見れば、逆くしゃみなのか、気管虚脱なのかすぐにわかります。

最後に

犬がフガフガ言ったりすると、心配になりますが、逆くしゃみというものは病気ではないので、チワワやプードル、パグやフレンチブルドッグなどのマズルの短い犬を飼っている方は、特に心配しなくても大丈夫でしょう。気になるようならば、動物病院で検査してもらうのもアリですね。

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